「はっとした」

今読んでる本に書いてあった。
永遠の少年という項目。
永遠の少年は時に英雄のように扱われて
周りの期待、自分への自信、一心に抱えて
空たかく上っていく。
ただし、あるラインより高くへは舞い上がれずに
現実とのつながりが消えた瞬間に、
大地へ落ちていく
大地とはグレートマザーと呼ばれる全ての根源で
そこへ落ち、その懐で存在そのものが消えてしまいそうなくらいに
抱かれ眠る。

簡単に説明すると
永遠の少年が
空を上っていくときというのは
夢をみているような状態のこと。
永遠の少年はその状態でしか、現実の世界で生きられない
そう係わりあう事しかできない。

、とらわれる事がないから
人には想像できないような凄い力を発揮して
空高く上っていく。
でも、ある現実、この世の常
言うなら引力みたいな物を感じた瞬間に
永遠の少年は落下していく。・

そして羽ばたく力をなくした少年は
グレートマザーの懐で、こう思う。
「現実はなんて世界なんだ、
誰も俺のことなんて分かっちゃいないんだ
俺は何も悪くない、悪いのは俺を認めてくれない世界なんだ」
と。
そうやってたった一人で、世界への否定を、自己肯定を繰り返し
また大地の上へ這い出して羽ばたいていく。
その繰り返し。

うまくいえないけど、はっとして、
どきっとして、
がっくりして、
でもそれだけじゃなくて
この永遠の少年について
自分と照らし合わせて
自分の答えがあることを
なんとなく感じてる。
うまくいえないんだけど。